東京アンブラー Tokyo Ambler

東京の路線図めぐり

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東京(M17)僕は新丸ビルが好き

東京という名前には、やはり、別格の響きがある。明治維新以後の日本の歴史の中心地である首都の名称だ。その首都東京の名前を持つ地下鉄の駅というのはどういう存在なのか。 JR東日本、JR東海の新幹線や在来線、そして東京メトロの丸の内線が乗り入れている…

大手町(M18)  首塚のあるオフィス街

大手町という地名には特別な響きがある。大手町には金融機関を中心に日本を代表する大手企業の本社が林立している。いくぶん昭和的な響きはあるが、大手町に勤めているとういうフレーズには、会社員やOL(これも昭和的)たちの誇りが含まれていた。ビジネス…

淡路町(M19)神田小西で一杯

過疎地のJRの駅が廃止になると、とたんに町が質的に衰亡するという事態に陥る。その因果関係の方向性は定かではない。町が質的に衰亡したから、駅の採算が悪くなるというのが先にあるのは確かなのだが、実際に駅がなくなると、最後の釘でも打たれたかのよう…

お茶の水(M20)神田川有情

7,8年前に村上もとかの漫画が原作のJINというテレビドラマが高い視聴率を上げた。現代の医師が開国直前の日本にタイムスリップし、現代医療の知見を使って人を救うというSFロマンスだった。テーマソングも大ヒットして、当時の僕たちの心に、独特な温かい感…

本郷三丁目(M21)学生街の喫茶店

本郷三丁目といえば、東京大学ということになる。 実際、乗降客のかなりの部分が、東京大学に通学する学生たちだ。 学園祭の季節になると、乗降客の流れが少しだけカラフルになる。 東京大学は柏のあたりにもキャンパスは広がっているが、元祖東京大学と言う…

後楽園(M22) 僕には乗換用の駅

後楽園と言えば、見どころは当然、東京ドームとなるのが普通だろう。 ただ巨人軍(あるいはわずかに日ハム)とジャニーズに興味がない人にはあまり意味のない見どころだ。 その意味で、この駅は、人を選ぶ。かくいう僕にとっては、さほど、意味のある駅では…

茗荷谷(M23)坂のある街

茗荷谷というものの、この丸の内線の駅は谷間でなく、どちらかといえば馬の背の高台に位置している。この馬の背のあたりから、護国寺や千川の方に下っていく地形になっている。そのせいもあって、桜の名所である播磨坂、教育の公園横を降りる湯立坂、拓殖大…

新大塚(M24)隠れた物語がありそうな駅

JRの大塚駅と、丸の内線の新大塚駅は連絡していない。そんなことも、住んでいないと、案外気づかないものである。 そもそも連絡できるのであれば、丸の内線の駅の名前も大塚だったのだろう。 昔の三業地であり、銘酒居酒屋の発祥地である大塚の表玄関であるJ…

池袋(M25) 旅の始まり

東京には巨大ターミナル駅がいくつか存在する。 東京を都心とそれ以外に分けるJRの山手線の三大ターミナル駅、渋谷、新宿、池袋。 そしてこの池袋はその一角を占める巨大ターミナル駅だ。 乗り入れている路線は、山手線、赤羽線、東武東上線、西武池袋線、地…

東京ぶらぶら歩き

東京は大都市である。 東京都の統計調査によれば、平成31年1月1日現在で、東京の人口は、13,857,443人。 世界一の大都市は上海で、人口は2415万人というから、上には上がいるが、その集中度で言うと、東京もなかなかの大都市であることに間違いない。 http:/…