後楽園(M22) 僕には乗換用の駅
後楽園と言えば、見どころは当然、東京ドームとなるのが普通だろう。
ただ巨人軍(あるいはわずかに日ハム)とジャニーズに興味がない人にはあまり意味のない見どころだ。
その意味で、この駅は、人を選ぶ。かくいう僕にとっては、さほど、意味のある駅ではない。
随分昔には後楽園シネマという名画座があったので、その頃には、大変意味のある駅だった。この名画座があった頃に、地下鉄の窓から、上映作品の看板があったのを記憶している。ウッディ・アレンの「インテリア」のポスターの記憶。イングルマル・ベルイマンに影響を受けまくっていたころの彼の作品だ。
http://2p3s1j2iq.movie.coocan.jp/eigakan.html
東京ドーム以外にも、後楽園遊園地、ラクーアというリゾート温泉施設がある。
ボクシング好きには聖地後楽園ホールがある。
家族、野球ファン、ジャニーズファンと特定の強力なファン層に支えられているのがこの駅の特徴だ。
住宅地に突如現れるタイプの地下鉄の駅とは違って、近隣地域の上に、蔽いかぶさった大きな宇宙ステーションへの出入り口のような駅である。
乗換駅としての特徴もある。
普通に乗り換えられるのは南北線である。とはいえ、丸の内線のプラットフォームから、相当長いエスカレーターを二度ほど乗らなければならない。
実は地下でいったん改札を出る、構外乗換という意味では都営大江戸線や都営三田線にもつながっているのだが営団線にとっては都営線は外らしい。都営大江戸線の方が乗り換えやすく、三田線に至っては、完全に一駅歩いたぐらいの距離がある。
乗換のことばかり書いている(笑)
残念ながら、僕が詳しいのは、この駅での乗り換えの仕方なのだ。すなわち、随分昔からこの駅は僕にとっての最終目的地でなくてなってしまっている。
したがって、僕のオススメはない。
それは、地元コミュニティとのつながりが強いJRの水道橋や都営三田線の水道橋について取り上げる時に取っておこう。